肛門の不快な症状で
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外科医師の紹介
長谷川 誠
今枝 佑輔
中野 英明
いぼ痔とは
いぼ痔(痔核)は、その名のとおり、肛門にいぼ状のはれができる状態です。歯状線をはさんで肛門の内部にできるものを内痔核(ないじかく)、外側にできるものを外痔核(がいじかく)と呼びます。同じいぼ痔(痔核ですが、できる場所に違うがあるため、その症状は異なります。
①保存療法
坐薬や注入軟膏
外用薬は即効性があるので、痛みや出血、晴れ、かゆみなどの症状に効果があります。
内服
漢方薬や下剤など、症状に合わせて処方します。
生活改善
痔の発症には、便秘や下痢、食事など、ふだんの生活習慣が大きく関わっています。薬を使うことも大切ですが、「生活習慣」を改善することが基本です。
生活習慣
1.正しい排便習慣を身に着ける
便秘や下痢は痔の大敵です。排便は短時間で済ませ、強くいきまないようにしましょう。
2.長時間同じ姿勢を続けない
座りっぱなしは肛門に負担がかかりますので注意が必要です。定期的に身体を動かしてお尻の血行改善を心がけましょう。
3.冷えの予防、血流改善をする
湯舟につかり体を温めたりして、腰回りやお尻が冷えすぎないようにしましょう。
4.お酒や辛いものは適度にする
過度のアルコールを控えましょう。下痢やうっ血を起こしやすくするため、悪化の原因となります。香辛料の摂りすぎも排便時に肛門部の刺激をする恐れがあるので注意しましょう。
②注射治療
適応
・内痔核の症状がⅡ度以上(肛門から脱出を伴うもの)
Ⅱ度~Ⅲ度は根治が期待でき、それ以上の場合は症状が緩和します。
*メリット
痔核を切り取る手術と違い、傷口から出血する、傷口が痛むということはありません。
方法・経過
ジオンという薬を内痔核に注射して固める治療法です。
腫大していた痔核は次第に小さくなり、1週間~1か月で脱出を改善します。(再発率10~15%)
下半身麻酔で行い、1泊2日の短期入院、場合によっては日帰りで行うこともできます。
その他
特殊な投与技術が必要となるため内痔核治療法研究会の認定を受けた医師のみが行うことができます。
ジオン注射は健康保険内の治療で、千秋病院で行えます。
③結紮手術
適応
全ての痔核に適応される、治療の基本となる方法です。
痔核が肛門の外に脱出するようになるⅢ度以上の場合や、
薬物療法を2~3か月行っても症状が改善しない場合が適応となります。
方法・経過
痔核の根元にある血管を縛り、痔核を切除します。
下半身麻酔で行い、数日間の入院が必要です。
その他
当院では保険診療適応外であるPPH法による手術は行っておりません。